- 成果に対して給料が低すぎる
- 希望部署に配属されなかった
- 土日出勤もあり休みが少なすぎる
- この先のキャリアがずっと不安
働く中でこうした悩みはつきまといます。「会社を辞めたいな」「転職したいな」と考える方も多いはずです。
実際に「会社を辞める」という行動を実行する方はそう多くありません。
今回は、新卒で入社した会社を20代で退職した筆者ぱん自身の実体験に基づいて、
20代で会社を辞める上でのメリット・デメリットと失敗しない方法をご紹介いたします。
- 20代で会社を辞める上でのメリット・デメリット
- 会社を辞める上で失敗しないためのポイント
この記事を書いた人
- 新卒入社した会社を4年で退職(2022年3月)
- 海外の貿易会社に転職(2023年3月)
20代で会社を辞める上でのメリット5選
20代で会社を辞めるメリットは、以下の通りです。
- 人間関係の悩みから解放される
- 劣悪な労働環境から解放される
- 社会人経験を活かしてキャリアアップができる
- 新しいキャリアを自由に築ける
- 新しい気づきが得られる
それぞれのポイントを解説いたします。
人間関係の悩みから解放される
会社を辞めると、面倒臭い人間関係がなくなります。
職場で長く仕事していると、上司や同僚との関係性から人間関係の問題で悩むことがあります。
皆さんの職場でも、嫌な上司や同僚が原因でストレスを抱えることがあるでしょう。
筆者も過去に職場を変えたことで、ストレスなく働きやすくなる経験をしました。
苦手だった職場の先輩とも自然と交流が少なくなり、精神的に気が楽になったことをよく覚えています。
物理的に解放されるという点で、この点は特に大きなメリットです。
劣悪な労働環境から解放される
人間関係の悩みと同様、劣悪な労働環境から解放される点も大きなメリットです。
国を挙げた働き方改革などで労働環境は近年改善の兆しにありますが、いまだに劣悪な労働環境は存在します。
皆さんも、過去に無意味な休日出勤やサービス残業で嫌な経験をした方がいるかもしれません。
そのような会社で、自主的に好んで働きたいと思う方はいないのではないでしょうか。
筆者もサービス残業の経験があり、この点のメリットの大きさを退職後に実感しました。
そのような職場からも物理的に解放されれば、精神的に幸せな日々を送ることができます。
社会人経験を活かしてキャリアアップができる
ひとつの会社で働いた経験は、それだけで大きなアドバンテージになります。
その経験を活かして別の道でキャリアアップできるのが、会社を辞める魅力です。
在職中に培った専門性や実務経験を活かさない手はありません。
「海外の取引先相手と英語で交渉した経験がある」や「株主総会向けにアニュアルレポートを作った」など。
筆者も前職の営業経験と海外留学で培った語学力を活かして、とある会社から好条件でオファーがあり転職することができました。
この点は社会人を経験したからこそのメリットであり、将来的なキャリアアップを目指す方には、特に知っておきたいメリットです。
新しいキャリアを自由に築ける
会社を辞めると、自分が思う形で新しいキャリアを構築することができます。
次に進みたい道があって会社を辞める方が多いため、このメリットはある意味で当然です。
しかし、今のキャリアに不満がある方にとっては特に大きなメリットです。
転職以外にも、大学院進学、海外留学、フリーランサーに転身など、たくさんの選択肢があります。
筆者も実際に海外留学に挑戦しましたし、会社を辞めたからこそ自分なりの新しい道に進むことができました。
新しい気づきが得られる
会社の外を出ると、人生の選択肢がたくさんあるという気づきが得られます。
たとえば、自分の仕事に対する価値観や自分と似た境遇の仲間が周囲にたくさんいることは、会社を辞めてこそ気づくことではないでしょうか。
同じ組織に長くいれば、仕事に対する考えは組織内同士で類似していきます。
また、新しい気づきは必然的に減っていく傾向になってしまいます。
筆者も退職したからこそ感じた価値観が数多くあります。
在職中は、ひとつの会社以外のキャリアを考えてもなかったですが、会社を辞めたことで考えが柔軟になりました。
【退職代行ガーディアン】20代で会社を辞める上でのデメリット5選
20代で仕事を辞めるデメリットは、以下の通りです。
- 一時的に収入が減る可能性がある
- これまでの福利厚生が利用できない
- 新しい人脈形成に時間がかかる
- 転職先での信頼構築に時間がかかる
- 転職先が自分に合わない可能性がある
それぞれのポイントを解説いたします。
一時的な収入減になる可能性がある
会社を辞めると、一時的に収入が減る可能性があります。
会社員の給料は、仕事のパフォーマンスやキャリア年数に応じて支払われることがほとんどです。
そのため、経験が浅い20代が、同等以上の待遇で転職するのは簡単ではありません。
フリーランサーでいきなり会社員時代と同じぐらい稼げる方は、一部の例外を除いて皆無でしょう。
この点は、きちんと頭に入れておくべきデメリットです。
これまでの福利厚生が利用できない
福利厚生がなくなるのも、会社を辞める際のデメリットです。
在職中は、家賃補助や特別休暇など会社独自の福利厚生を権利として利用できますが、退職後は利用できなくなります。
とりわけ家賃補助のように可処分所得に影響を与える福利厚生は、自身の生活費に大きく関わるため注意が必要です。
前述の待遇面と同様に、会社を辞める前に知っておきましょう。
新しい人脈形成に時間がかかる
会社を辞めて新しく仕事を始める場合、人間関係を新たに構築していく必要があります。
面倒な人間関係から解放されるメリットとのトレードオフですが、新しい人脈形成はやはり時間がかかってしまうでしょう。
人脈が少なさは、仕事を上手く進めていくためのハードルとなります。
したがって、このデメリットは、退職した場合にある程度は覚悟しなければなりません。
転職先での信頼構築に時間がかかる
新しい人脈形成に時間がかかってしまうのと同様、転職先での信頼構築も時間がかかってしまいます。
多くの仕事は自己完結型ではありません。
言い換えれば、自身の業務遂行は周囲との協力なくして完結させることができないのです。
そのため、周囲との協力において、信頼は最も大事な要素のひとつとなります。
在職中は信頼をあてに仕事を進められましたが、新たに仕事を始めると信頼もまたゼロから積み上げていく必要があります。
転職先が自分に合わない可能性がある
転職先が、自分にとって最適な職場とは限りません。
現在の仕事に不満がある場合、転職先で同じ不満が出ないとは言い切れません。
なぜなら、どの仕事をするにしても、良くも悪くも実際にやってみないと見えないことが多くあるからです。
新しい職場で想定してたより残業が多すぎる、同僚と人間関係が上手くいかないかったなど。
退職を検討しはじめたとき、会社の職務面や条件面の悪い側面ばかりに注目しがちです。
良い側面も同時に考慮して、会社を辞めることが本当に正しいのかどうかを慎重に検討しましょう。
【退職代行ガーディアン】退職で失敗しないためのポイント5選
これらメリット・デメリットを踏まえて、
会社を辞める際に失敗しないポイントを、筆者の体験談も含めて解説いたします。
失敗しないポイントは、以下の通りです。
- 職務経歴の棚卸、自己分析を実施する
- 退職理由を明確にする
- 退職後に向けて計画的に準備する
- できるだけお金を貯める
- 本業以外で稼ぐ方法も同時に考える
それぞれのポイントを解説いたします。
職務経歴の棚卸、自己分析を実施する
まずは、在職中にこれまでの経歴の棚卸と自己分析を実施しましょう。
退職後に転職する場合、あなたのこれまでの経験やスキルが重視されます。
すなわち、これまでどんな経験を積んで、どんな結果をもたらしたか、そしてこれからどんな貢献をしてくれるかが問われます。
この作業は、次にどんなキャリアに進むかを考える最初の一歩になるでしょう。
会社を辞めるか否かに関わらず普段から取り組んでおくと、現在のキャリアを見直すのにも役立ちます。
筆者は留学中にこの作業に取り組みました。そのおかげでこれまでの経歴や今後自分がやりたいことを冷静に考えることができました。
退職理由を明確にする
なぜ会社を辞めるのかを、明確にしておきましょう。
退職後に進みたい道がある場合は退職理由が明確ですが、現在のキャリアに不満がある場合、次のキャリアで同じ不満が発生しないとは限りません。
決断の根拠を明らかにさせることが、同じ失敗を繰り返さないための教訓となり、次のキャリアに進む決意を強くします。
衝動的に辞めて後悔することないよう、明確な理由を持つことが大切です。
退職後に向けて計画的に準備する
退職後に向けた準備は、在職中に計画的に行いましょう。
一度会社を辞めてしまうと、税金、年金、保険などすべて自分でフォローしなければなりません。
これまで会社に何事も任せきりの場合、退職後は身の回りでわからないことも多く、混乱する可能性があります。
退職後に海外留学した筆者も、事前の準備不足で失業手当を受給できませんでした。
海外渡航前に準備すべきことは、別記事で紹介しています。
できるだけお金を貯める
会社を辞めるなら、できるだけ貯金しておきましょう。
退職後は、引っ越しなど次のステップに向けた準備で、何かとお金が必要なケースが多くあります。
したがって、可能な限り多くのお金を用意して、柔軟に準備することが大切です。
毎月の給料だけでなく、退職金や失業手当などお金を調達する方法はいくつかあります。
具体的な方法に関しては、別記事で紹介いたします。もちろん信頼できる方に相談することも一案です。
こちらも在職中に計画的な準備が必要であることを頭に入れておきましょう。
本業以外で稼ぐ方法も同時に考える
退職を機に収入源を増やす方法も同時に検討しましょう。
ひとつの会社に勤めるだけがキャリアの選択肢ではありません。
本業が忙しいと考えも及びませんが、選択肢を増やして身を助ける方法について、常にアンテナを張っておく必要があります。
筆者自身、在職中に副業は考えたこともなかったですが、留学中に貯金を切り崩すだけの生活を経験して、収入源を増やしていく重要性を実感しました。
YoutubeやWebライターなども個人でもできますし、業務委託で副業を募集しているケースがあります。副業での仕事の見つけ方について別記事で紹介いたします。
まとめ:後悔のない選択をすることが大切!
以上、20代で会社を辞める上でのメリット・デメリットと失敗しない方法をご紹介いたしました。
退職は、次のキャリアに向けた重要な一歩であり、慎重に検討して後悔のない選択をすることが大切です。
筆者自身、退職したことに後悔はありません。しかし、退職後に向けた準備で「もっとこうすればよかった!」と思うことが多くありました。
不確実な未来のため、すべての物事をうまく運ぶことは難しいですが、失敗を少しでも減らすことは可能です。
皆さんが、少しでもより良いキャリアに進むための参考になると幸いです。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
【退職代行ガーディアン】
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